昨年、2016年の秋頃インスタグラムで僕が見た事のない絶景がアップされました。
その写真のハッシュタグには
#rainbowmountain #レインボーマウンテン #peru #ペルー
と書かれていました。
え??
ペルーにレインボーマウンテン???
これじゃないよね。
レインボーマウンテンという名前を聞いて、僕が一番最初に頭に浮かべたのが中国の『七彩山』だった。
その写真がこちら
クレイジーすぎる!!!!
※これすんげー加工されてて実際にみたらこんなんじゃないんですって。
けれど、今回の写真はこの景色ではない。
そしてハッシュタグに書かれている場所はペルー。
以前僕は中国の『七彩山』へ行こうと思ったのだけれど、あまりにも加工がやばすぎて実際に見る景色はまったく違うという話を聞き、行くのを断念した。
けれど、ペルーのレインボーマウンテンはそうじゃない。
噂によると本当に様々な色が見えて美しいという事だった。
そんなわけで僕はペルーで発見されたニュースポット“レインボーマウンテン”へ訪れる事にした。
出発は朝3時だって!?なんてエグいんだ!!
レインボーマウンテンへ行く方法はほぼ一択。
ツアー会社に申し込みをして、往復ミニバンのようなもので連れて行ってもらうという方法しかない。
出発時間を聞いて驚いた。
まさかの朝3時に集合という事だ。
朝3時からでかけるって…
どんだけ遠いねん!!!!
レインボーマウンテンへ行く為にはミニバンに乗り、4時間ほど揺られないといけないんです。
ミニバンが…狭い…かなり席も狭く、人数がパンパンに入ってしまう為、足も伸ばせないし、リクライニングはしないし、非常に寝づらい…
どうやらレインボーマウンテンまでの道のりはかなり苦しいようです…
せめてエアーピローくらいは欲しい所…。
究極の選択。馬タクシーに乗るべきか乗らざるべきか…
なんと、レインボーマウンテンを見るには車を降りてから3時間ほどのトレッキングをしないといけないそうです。
恐ろしい事にそこは標高4000メートル超え。最終的には5000メートルも超えます。
そんな…そんな環境の中をトレッキングだなんて…
無理。帰ろう。
って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してください。
馬に乗れます。
馬タクシーです。
往復70ソル。だいたい2500円程です。
節約好きなバックパッカーからすると2500円出して馬に乗るくらいなら、気合いで歩くわって言う風に思うかもしれませんが、無理しないでください。
馬に乗らずに歩いていって、途中で引き返している人を何名か見ました。
そして、レインボーマウンテンが見れる場所に到着しても、10分程度しか滞在する事ができず、急いで下山する人も大勢いらっしゃいました。
よほど高地慣れしている、もしくは体力に自信がある、トレッキングをやりなれてるっていう方以外は馬タクシーに乗る事を激しくオススメします。
ただし、馬タクシーに乗ったからといって圧倒的に早く到着できるという訳ではありません。
馬タクシーを先導してくれるのは地元のペルー人の方です。
要は、馬に乗って勝手に自分たちで進むのではなく、歩いている人が馬を手綱で引っ張って行ってくれるんです。
ですので、圧倒的に早く到着するという事ではなく、手綱を引っ張るペルー人の方の体力や慣れ次第っていう部分もあります。
ただし、基本的には彼らは超人です。
僕らが歩いていると酸素が薄くてゼーゼーしてしまう場所でも、笑顔で他の人とおしゃべりしながら進んでいったりします。
トレッキング中も要注意!絶景の連続がそこにある。
レインボーマウンテンへの過酷な道のり…
けれど、その道のりは…
美しい絶景の数々!!!!
『え?あの山がもしかしてレインボーマウンテンじゃないの?』
なんて思う程、地層がカラフルな場所がたくさんあるっていうのももちろんなんですが、なんといっても山が美しいです。
遠くの方の山には雪が降り積もっていたりして、自然のありのままの美しさを見る事ができちゃう。
そして、アルパカやリャマがいーっぱい!!
ひたすら草を食べてるアルパカやリャマを見てると、心も穏やかになってくるというものです。
ぜひ、この美しい景色を楽しみながらレインボーマウンテンを目指してもらいたいと思います。
ただし、馬に乗っている方は落ちないように気をつけましょう。
見よ!これが新名所“レインボーマウンテン”の驚異的な美しさだ!!
歩いて歩いて…もしくは馬に揺られて揺られて数時間後…
僕の目の前にあったのはとんでもない絶景でした。
それがこちら…
圧巻。
完全に自分が想像していたものよりもすごかった。
息を呑むような絶景がまさにそこにひろがっていた。
なんで…なんでこんなにカラフルなの…
しかもちゃんと縦線で区切られてるのがすごすぎる…
こんなに美しい絶景が今までまったく知られてなかったなんて…
世界にはまだまだ素晴らしい絶景がたくさんあるんやろうなぁ〜。
空から見ないとわからないとか、森の奥にいかないとわからないとか。
こんな美しい絶景が見れるんやから、3時間ぐらいのトレッキングや3時出発の辛さなんて忘れちゃう!!!(と思う)
レインボーマウンテンへの行くツアー会社はどこにある!?
レインボーマウンテンへ行く拠点の街はペルーのクスコという街です。
クスコはレインボーマウンテンだけではなく、マチュピチュへ行く際にも拠点となる街なので、多くの日本人観光客が訪れる街。
空港もありますし、日本からでも比較的容易に訪れる事ができる場所です。
クスコには多くのツアー会社があります。
特に多いのが、クスコの中心地とも言われている“Plaza de armas”と呼ばれる広場の南西側の道と、北東に伸びる道沿いです。
この写真にある“Calle Plateros”という道と“スントゥルウアシ”という道沿いにツアー会社がたくさん並んでいます。
基本的にはPlaza de Armas付近でマチュピチュへのツアーやミニバンなど、クスコを拠点とするツアーは全て予約ができると思ってもらって大丈夫です。
レインボーマウンテンツアー詳細まとめ!!
- 料金 60ソル〜100ソル(ツアー会社による)
- 料金に含まれるもの ミニバン往復 朝食・昼食
- 会社によって含まれるもの 宿までのピックアップ 入山料10ソル 馬タクシー(往復70ソル 片道50ソル)
- 出発時間 午前3時〜3時半
- 帰宅時間 午後18時〜19時(道の状況によっては20時を過ぎる場合も)
レインボーマウンテンツアー注意点まとめ!!
- レインボーマウンテンは最高5100メートル付近まで登る事になるため、高地順応していないと辛い。
- 歩くスピードによるけれど人によっては片道3時間ほどのトレッキングになる。しかも、雨季は道がぬかるんでいるので非常に歩きにくい。
- トレッキングに自信がない人は絶対に最初から馬タクシーに乗るべき。
- トイレはある事はあるが、ほぼ青空トイレだと思った方が良い。
- 飲み物や食べ物等はトレッキング途中で購入が可能だけれど、念のためクスコから持参する。もしくは朝ごはんを食べる場所で購入しておく方が良い。
- 午前中は晴れる事が多いが、午後になるにつれて天候は下り坂になる場合が多く、時には雹が降ってきたりする事もある。
- 日が差していれば半袖でも大丈夫なくらい暑くなる。しかし曇って太陽の光が当たらなくなると急激に寒くなる。体感温度的には10度前後に感じる事もある。
- ツアーの料金に含まれているもの、含まれていないものがあるため申し込みの時に確認しておく必要がある。
- ツアーによっては酸素ボンベがついているという風に言ってくる場合がありますが、一人一個割当たる訳ではありません。グループに一人リーダーのような人がいて、その人が持っている場合がほとんどです。レインボーマウンテントレッキング中は各自バラバラになるため、酸素ボンベを持っている人を見つける事はほぼ不可能ですので、酸素ボンベにはあまり期待しないように。
- 馬タクシーは非常に揺れるため、揺れに弱いものは要注意。特にカメラは首からぶら下げていたりすると壊れる可能性がありますので、極力カバンの中にいれるなどしておきましょう。
マチュピチュだけじゃ勿体ない!!レインボーマウンテンへ行こう!!
レインボーマウンテン本当にキレイでした。びっくりした。
想像していたよりもキレイすぎて、ほんまに行ってよかったって思いました。
マチュピチュと違ってレインボーマウンテンのいいところは日帰りでもいけるっていう所なんですよね。
マチュピチュは最低でも1泊2日はかかってしまうのですが、レインボーマウンテンは時間がない方でも行けちゃう。
それと、安さですかね。
マチュピチュの料金は年々あがっていく一方ですが、レインボーマウンテンは入山料だけでいえばたった10ソル(350円程度)ですからね。
そう考えるとめちゃくちゃやすい。
これは、絶対に行くべき絶景スポットとして加えられるにちがいない。
ぜひ、マチュピチュやウユニへ行こうと思って南米旅を予定している方。
レインボーマウンテンも訪れてみてくださいね!!
★クスコの宿は事前予約するのがオススメです★
検索のしやすさ、ホテルの多さ等でめっちゃ優れてます。予約時には支払い不要で、現地払いなので安心。予約後のキャンセルも受け付けてくれる場合がほとんどなので非常にありがたい。